掲示板・チャットの管理と運営

バレリーナへの道程
ネットに潜む危険

ネットに潜む危険:掲示板・チャットの運営と管理

はじめに:このページはどちらかというと掲示板運営者・管理者向けに作られていますが、かなりの箇所で利用者向けの内容を含んでいます。そこで適宜(管理者向け)や(管理者・利用者共通)などと表示していきます。

掲示板の分類

表示形式による分類(管理者・利用者向け)

これは投稿の表示形式ですが、大きく別けて、「ボード式」「レス式」「マルチスレッド式に別けられます。まず「ボード型」ですが、多くの個人サイトではこの形式が多いです。一つのボード(投稿する場所)に様々なテーマを投稿していきます。そのため、様々なテーマが交錯し、ごちゃごちゃになってしまうという欠点があります。
次に「レス式」は、投稿に対してその返信がツリー式に表示されることが多いです。その場合は「表題」だけが表示され、クリックするとその書き込みや返信を見に行くことができます。
最後に「マルチスレッド式」と呼ばれている掲示板ですが、当サイトの掲示板もこの形式で作られています。。これは一つの掲示板に複数のボード(この形式の掲示板においては通常、「スレッド」と呼びます)を置くことができるものです。
この掲示板で例えると、「バレリーナへの道程掲示板」という一つの掲示板に、

「どうしたらいいか教えてください(>_<>」
「管理人様へ・管理人より」
「技術的な悩み相談」

など、話題別に複数の「スレッド」がたてられ、スレッド内の投稿はスレッドタイトルに沿って進行していきます。違う話題について投稿したい時は新たにスレッドを作ればいいため、ボード型のように、スレッド内で話題がごちゃごちゃになるということは起こりません。巨大掲示板で使われることが多いです。

運用形態による分類(管理者向け)

簡単に言ってしまうと、レンタルサービスを使うのか、あるいはCGIをサイト運営スペースにインストールするかの違いです。

レンタルサービスを使う場合の問題点として、セキュリティー面の不安があります。自分のサイトのスペースではありませんので、「.htaccess」ファイルなどはもちろん使えません。アクセス制限や連続投稿制限機能はそのサービスが持っているものに限定されます。
また何よりも「管理パスワード」は厳重な管理が必要です。これを乗っ取られて、勝手にパスワードを変更されてしまうとどうにもならなくなります。

CGIを自分でインストールする場合の問題点ですが、基本的にレンタルサービスよりも問題点は少なくなります。CGIが備えている機能の他にも、借りているスペース上で使える機能によってアクセス規制をかけることもできますし、万が一クラッキングされてもFTPでCGIプログラムやバックアップを取っていたデーターをアップロードすることによって元通りです(FTPのパスワードなどは厳重に管理して下さい)。ただ問題となるのは他の人も同じCGIを手に入れられるということです。例えば、「マルチスレッド式掲示板」において、新規スレッド作成部分を消すなどして管理者だけがスレッドをたてられる状況にしても、違うところから同じCGIを使って他人が勝手にスレッドを作ってしまうということが起こりえますので注意が必要です。

掲示板の注意書きについて(管理者・利用者共通)

注意書きの意味

基本的には、「不適切な書き込みは削除します」などという予告程度です。同じ趣味・価値観を共有して、常識を持って書き込んでいれば通常は問題は起こりませんので、「常識を持ってご利用ください。不適切な内容は削除します。」程度で十分です。

なぜ注意書きが多くなる?

基本的には前項の通りですが、常識に欠けているのかマナーを守らない人間がいるといちいち注意書きを増やさなければならず以下のように注意書きが長くなります。掲示板を運営してみると分かりますが、以下のようなマナー違反が多数見受けられます。

  • タメ口など言葉遣いの乱れ。
  • 初めての書き込みなのに挨拶なしでいきなり書き込む
  • 内容に関連が見られない書き込み(例:学問としてのシュミレーションに関する掲示板に、言葉のつながりからかシュミレーションゲームのことを書き込む。
  • アスキーアートを作って書き込む(一部の掲示板では認められているようですが、認めない掲示板が大半です。
  • マルチスレッド式掲示板において、スレッドタイトルとは関係のない内容をスレッドに書き込む(マルチスレッド式掲示板にしていることを踏みにじる行為であり、多くの管理者は怒り心頭に達します)。

などとなっていきます。

なお、以下のような一般的とはいえない特別なルールを設定する場合は明示しておく必要があります。

  • 匿名投稿可能
  • タメ口OK
  • アスキーアート歓迎

荒らしとは?(管理者・利用者共通)

荒らしの種類・考え方

まず先に荒らし行為の考え方、つまり何が目的でそのような行為をするのかということです。
一つ目は反応を面白がるパターンです。出入りしている方への暴言・罵声などを書き込んで怒る様子を観察して楽しむなどの行為です。自分の書込みに対しての批判など、それに対しての反応を面白がっているパターンです。この場合下の「遭遇した時の対処法」にある通り、「削除と無視」で対応するのが最善です。
もう一つは「掲示板やサイトを閉鎖させて、ネットから管理者を追い出すこと」を目的としている場合です。こちらの場合は非常に厄介で、仮に自分のサイトを「htaccessファイル」などを用いて出入り禁止にしても、プロバイダーを変える、プロキシサーバーを介す、などを駆使していたちごっこになりますし、また何よりもそのサイトの管理者のネット上のハンドルを用い、他の(特に同種の)掲示板などで荒らし行為をする(成りすまし行為)など徹底的に管理者を追い込んでいきます。掲示板やサイトが閉鎖された場合は目的達成となって騒ぎが収まることとなります。

遭遇した時の対処法(利用者の場合)

まず押さえておかなければならないのが、記事の編集権・削除権を持っているのは管理者であるということです。よって、自分が管理者ない場合は、管理者に連絡をして記事の削除等をお願いしたり、掲示板が荒らされていることを通告することになります。逆に絶対に行ってはいけないのは、内容が反論であれなんであれ、掲示板上にそのことを書き込むことなどです。何を考えて荒らしなどを行っているなかは私にも分かりませんが、荒らしている本人を一番喜ばせるのは何よりもどのような形にせよ、荒らしに対して反応するということなのです。徹底的に無視し、その投稿がなかったものとして、本来の流れに沿った投稿をするということが管理者以外の方のもっとも有効な対応です。もちろん管理者との連絡はメールや電話などで行うのが鉄則です。

遭遇した時の対処法(管理者の場合)

逆に、自分が管理者である場合はすぐに投稿の削除などの処置を取らなければなりません。基本的に「既に書き込まれている内容・文体が、次の書き込みを決める」ことを意識しましょう。荒らしなどを放置すると、ここではそういう書き込みが許されると思われてしまいます。ただし、証拠保全のため、処置前のログは保存しておかなければなりません。ただし、「犯罪予告」などのきわめて悪質な書き込みであった場合にはまずは警察に通報しましょう。この場合は基本的には警察の許可がない限り管理者といえども勝手に記事を編集・削除することは、証拠保全の観点から許されません。また、管理者の特権として取得している書き込みのIPアドレスは、本来個人情報であり、個人情報保護法の対象ですが、警察の関与があったり、令状が発行されている場合には開示しなければなりません。また、警察への連絡なしに犯罪予告の該当者に通知するという事も控えたほうがいいでしょう。なお、管理者が知るべき、掲示板の種類や管理方法の詳細はは後日作成する「掲示板の管理と運営」という項目で説明したいと思います。

その他個別事情への対応

管理者が、削除依頼に応じてくれない(利用者の場合)

困った問題ですが、現実に起こる可能性があります。自動プログラムによる荒らしなど、対処が難しい場合もありますが、基本的に掲示板は管理者の考え方によって運用されるので、意図的に管理者が削除せずにいるということも考えられます。はっきり言ってしまうと、何度も依頼をしているのに応じてくれない場合、自分と管理者の考え方が違うわけですから、その掲示板は利用しないという態度しか取れません。

なりすましに遭ったら(管理者・利用者共通)

自分のハンドルを勝手に使って書き込みをする「なりすまし(騙り)」に遭うことがあります。すぐに管理人に報告しなければなりませんが、管理人が取れる対処法として代理投稿があります。これは自分が投稿する代わりに管理人に投稿内容をメールなどで送り、管理人が代わりに投稿るすることです。こうすることで、管理人に連絡がないのに投稿されたものは偽物と判断され、管理人が全て削除できます。もちろんハンドルを変更することでもいいのですが、それまでの掲示板上での関係が全て無に帰してしまうのは覚悟しなければなりません。