バレエと勉強の両立

バレリーナへの道程

番外編:バレエと勉強の両立

バレエと勉強との両立はほとんどの方にとって悩みの種でしょう。特に将来バレリーナになろうとする場合は受験生であってもバレエを中断することはできません(実際、週一回はバレエを続けてほしいという意見を持つ教師が多いです)。そこで、ここではこのテーマに関して私の意見を述べたいと思います。

中学受験と高校受験。どっちを選ぶ?

通常、高校を卒業するまでに一回は受験をしなければなりません。現在では「公教育への不信」、「いじめ」、「学級崩壊」など様々な理由から中学受験を考える方々が多いですが、いずれにしても小学校6年生か中学校3年生のどちらかは受験生ということになります。
将来バレリーナを目指す場合は、できる限り受験などは避けたいところですが、制度上避けられないのは仕方がありません。よってより影響が少ないと思われる方で受験するというのが現実的です。私は受験をして国立・私立中学に入学し、高校受験をパスしてしまうことの方がいいと思います。
ちょうど中学生の頃は心身ともに大人へと成長し、スポーツなどでは最も延びる時期であると思っています。その中で受験があるからといって中断してしまうのは非常にもったいないと思います。これが男子中学生で硬式野球部で活躍しているなどというのであれば、スポーツ推薦などもありうるのでしょうが、バレエでは残念ながら無理でしょう。そのように考えると影響がやや少ないうちに中学入試を受け、中学・高校生活に専念してしまうのが得策だと思います。ただし、私立中学・高校の校風には注意が必要です。あまりに勉強や部活に熱心だと学校生活だけで疲れきってしまい、バレエどころではなくなってしまうということも考えられます。

塾とバレエとの両立

塾の時間とバレエの時間との両立も悩みの種です。本当は時間がかち合った場合、より重要な方を優先すべきでしょうが、塾の方を取ってしまうのが現実ではないでしょうか。ただ、現在はバレエなど塾以外を優先したい場合にも時間的な折り合いをつけてくれる形態の塾があり、私が受験生だった頃よりも環境が整備されています。
実は私は第二次ベビーブームのピークの年代です(1973年4月〜1974年3月生まれ、1992年3月に高校を卒業した年代です)。当然大学入試の競争は激烈で、塾・予備校なども超買い手市場でした。日東駒専は偏差値60近くはありましたし、大東亜帝国でも偏差値55くらいはありました。当時は「現役偶然、一浪当然、二浪平然、三浪唖然、四浪呆然、五浪愕然・・・」などという言葉もあったくらいです(笑。私は「当然」組でした)。しかしながら私の年代以降18歳人口は減り続け、「大学全入時代が目前に」などといわれている現在です。そのため、塾・予備校も一転して売り手市場となり、私たちが受験生の頃にはなかった形態も出てきました。それらを活用すれば何とかバレエを優先しつつ受験を突破することもできるのではないかと思います。

個別指導形態の塾

この形態の塾は私の時代にはありませんでした(もっとも、私が知らなかっただけという可能性もありますが)。塾の校舎に通うのは普通の塾と変わりませんが、一対一あるいは一対二で丁寧に教えてくれます。また、家庭教師と違い、組織力で塾独自のテキストなども作成し、効率よく学力を伸ばしてくれます。また、中間・期末テスト対策も期待できるでしょう。何よりも講師は変わってしまうかもしれませんが、集団で授業をする従来の形態の塾では難しかった柔軟な通学日の変更もこの形態の塾であれば可能です。この形態の塾としては「東京個別指導学院」などがあります。

通信添削の活用

これは私の時代にもありました。課題が送られてきてそれを解いて返送すると、添削、詳しい解説がついて送り返されてきます。これを年間を通じて繰り返していくという形態です。代表的なものとしては、「Z会」や「進研ゼミ」、などがあります。

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確かにこの形態の場合は目の前で授業をしてくれないので不安があるかもしれません。しかし現在では「受験勉強の方法」に関する本も数多く出版され、家庭学習中心の方でもお勧め参考書・問題集、具体的な勉強方法など様々な情報が手に入る時代になりました(私の頃は「エール出版」の「〜作戦」くらいしかなかったのに怒!!!)。それらで勉強方法を学んで課程で学習し、通信添削を活用すればより通信添削が生きてきます。なお、これらの書籍は仮に中学生でも大学受験生用のものを見ても一向に構いません(参考書・問題集のところは将来の参考まで)。代表的な著者として「和田秀樹」氏を挙げておきます。

家庭教師

これも従来からありますが、家庭教師システムもあります。代表的なものとして「日本家庭教師センター学院」「家庭教師のトライ」「家庭教師のABEL」などが挙げられます。基本的に各生徒の要望に合わせてくれるので、各家庭の事情に合わせて活用できるでしょう。

講習会の活用

普段は制約がある分休みの間に開かれている季節講習を活用するのは非常にいいと思います。ただ、ここで問題になるのが、季節講習を開いている塾が、「講習のみの生徒がいることを考慮に入れているか?」を考えておく必要があります。高校生であれば、三大予備校である、「代々木ゼミナール」「河合塾」「駿台予備学校」なども選択肢に入ってくるため問題ありませんが、中学生以下の場合、「講習はあるけど、通常授業の延長である」として、講習のみの生徒を考えていない場合も考えられます。そこで、できる限り大手の塾を選ぶことをお勧めいたします。

根本的なところが分かりやすい参考書を使おう

どうしても家庭学習が中心になってきます。そのため、参考書・問題集の選び方が重要になってきます。いろいろありますが、分かりやすくて根本的なところがよく分かるものを使うべきです。

根本的なところとは?

go to、come fromなど、 動詞+前置詞という形の熟語を覚えさせられた経験はありませんか?中1・中2くらいまでなら単に熟語として覚えていいのですが、ある程度のところで本質的なところが分かった上でこの形態の熟語を覚えなければなりません。簡単に言うと

自動詞と他動詞について分かっているか?

ということです。例えば、以下の問題が分かりますか?

間違いを直せ:彼はベッドに横たわった。−He lays on the bed.

考え方:主語(He)、他動詞(lay)、前置詞(on)、冠詞+名詞(the bed)でできた文ですが、他動詞(目的語として名詞が必要)、前置詞(同様)があるのに主語を含めて名詞が二つしかなく、明らかに名詞が一つ足りない文になっています。どう修正しますか?
解答1:他動詞を名詞が不要な自動詞に直す:
He lies on the bed.
解答2:(他動詞の目的語として)代名詞を一つ追加する:
He lays himself on the bed.

とこのような根本的なことが分かっていて覚えるのと、ただ闇雲に覚えるのとは大きな差が出ます。もちろんいきなり理屈からいくわけにもいきません。第二文型(SVC)の文、第三文型(SVO)の文、自動詞+前置詞の文などに十分慣れた上ではないと理解できません(先ほど中1・中2くらい〜といったのは、この慣れを作るためであったのです)。

このような根本的なことが分かる参考書は別に厚い参考書である必要はありません。私がお勧めする参考書として「語学春秋社」の「実況中継シリーズ」が絶対のお勧めです。「(著者苗字)(科目名)講義の実況中継」という題名で刊行されています。教科書レベルの練習問題を解いた後で(レベルを上げすぎないこと!教科書レベルでいいです)それらを読み、その上で実践レベルの問題集をこなせばかなりの力が付くと思います。

注意:高校生向け英語の実況中継シリーズの場合は、内容は変えずに、紙質・製本の品質を上げ、書名を変えたものが販売されています。国際化・インターネットの普及で、英語はもはや受験が終わったから終わりではなく、生涯にわたって付き合っていかなければなりません。正直なところ「実況中継シリーズ」は安価で買えるようにするためか、紙質がかなり悪いです。英語に関してはより紙質・製本の品質がいいものを生涯にわたって使いたいものです。例として「山口英文法講義の実況中継」「英文法 TRY AGAIN!」(いずれも山口俊治著、語学春秋社)は同一内容です。

進学情報を手に入れよう

私が受験生であった時代と比較して最も大きな差が「今はインターネットがある」ということです。以前は塾や予備校に在籍しないと難しかった情報が今はいとも簡単に手に入ります。ネット上に公開されている場合もありますし、ネットで資料請求を受け付けていることもあります。以下に情報ソースをあげさせていただきますので、どうぞご活用ください。