発表会とは

バレリーナへの道程

発表会とは

発表会って何なの?

多くのバレエ教室は定期的に発表会を行っています。エクササイズとしてバレエを選んだ方もいるかもしれませんが、本来バレエは公演としてお客様に見せるためのものであるように、バレエ教室でも実際に作品を作り上げて外来者(主に両親や友人などにですが、)に見ていただくということを体験するために行われています。

毎年行うところもあれば、生徒の負担を考えて2年に1回などというところもあります。また、オープンクラス専門のところでは発表会のないところもあり、発表会に出ることを目標にバレエをはじめようとする方は注意が必要です。

どんな内容をやるの?

一般には次のようなパターンが考えられます。
  • 全幕ものの一幕
  • バレエコンサート(バリエーションやパ・ド・ドゥ、全幕の中にある「〜の踊り」など。公演で言う「ガラ」と同じもの。
  • 創作バレエ
  • バレエ全幕

いずれにしてもどの役として出演するかは生徒のレベルなどを考えて教師が適切なもの(または少し努力が必要なもの)を選んで下さいます。

発表会のための特別な練習

発表会に向けて通常のレッスンでは行われない様々な練習があり、いかに舞台がダンサーだけではなく、様々なスタッフによって支えられているのかが分かります。

  • 衣装合わせ:本番で使用する衣装を身に着けて踊り、衣装に慣れる事や、衣装替えのタイミングなどをつかむ。
  • 照明合わせ:舞台監督(舞台裏の総監督)・照明・音響の各スタッフも加わり、音出し・照明の切り替えを考えていただくための、全て通した練習
  • 舞台稽古:本番で使用する舞台での稽古。教室のスタジオとは広さが全然違うので位置の確認等をする。
  • ゲネプロ:総稽古ともいう。観客がいないだけで全て本番どおりに進行する。概ね発表会前日に行われるが、当日のこともある、最後のダメ押し。

発表会の費用は?

発表会を行うために施設使用料・舞台監督等スタッフやゲストダンサーへの謝礼・衣装レンタル(購入)代等がかかります。これを

  • 出演1曲に付き?万円
  • 出場者均等頭割り

等の方法で出演料を計算します(男性ゲストと組んで踊る場合はパートナー代がかかったりします)。当然あまりに高額だと負担がきつくなるので、衣装をレンタルにしたり、可能な限りスタッフを内部でまかなったりとコストを圧縮する努力はされていると思いますが、それでも1人10万円近くかかるかと思います。姉妹・親子等で出演する場合は20万円ほどかかってしまうことになるので、正直に言って負担は結構重いと思います。

発表会へ出ることの意義

武道では昇級・昇段審査、茶道ではお茶会、勉強では答練・模試など、習い事では日ごろの鍛錬の成果を試す機会が設けられており、ピアノやバレエなどにおいては発表会がその役目を果たします。もうひとつコンクールというものもありますが、これはもうプロのバレリーナに近いレベルの人が対象になっていると思われ、まだ技術的に発展途上の方が参加できるものではありません。
(家族・友人などの関係者が多いとはいえ)ある程度の設備を持ったホールでスポットライトを浴びながら(個人的にはサーチライトで追跡されながらというような感じがしますが…)レッスンの成果を披露するということはレッスンに打ち込む上で、この上ないモチベーションになると思います。もちろんその課程で出てきた技術的・精神的課題を克服しようと努力しなければ、高いお金をつぎ込んだ意味がなくなってしまうわけで、仮にその発表会でうまくできなくても「次こそは…」という気持ちでその後のレッスンに励んでいってほしいと思います。

適当な発表会の間隔は

すでに書いたように教室の考え方によって、毎年行うところもあれば2年に1回などというところもあります。この問題に対しての見解は、発表会の練習を通常のレッスンの中で行う場合と通常の練習の他に発表会の練習をする場合で回答が異なってきます。
まず、通常の練習の時間を発表会の練習に当てる場合ですが、この場合は毎年発表会を行うと基礎練習がほとんどできなくなるため、最低でも間に一年置いて二年に一回の程度にするのがいいと思います。一般的に発表会の練習は半年前から行われることが多いため、一年のうち半分しか基本のレッスンの集中することができず、なかなか基本が身に付かないためです。逆に、発表会の練習は通常のレッスンと切り離して、通常のレッスンも平常通り行う場合は毎年発表会を行っていても問題ないと思います(金銭的問題は別とします)。もっとも次から次へと克服すべき課題が山積して頭を抱えるかもしれません。
逆に三年に一回あるいはもっと間隔が長くなると今度は普段のレッスンがマンネリ化してしまう可能性も考えられます。そのように考えると発表会の間隔は普段のレッスンも通常通り行うという条件付きで毎年か、二年に一回というのが適当ではないのかなと思います。

備考:写真撮影について

まず、当たり前ですが写真撮影が禁止されている場合は絶対にしてはいけません。これは発表会ではありませんが、お金を払って入場する大会でも新体操、チアリーディング、フィギアスケート等では写真撮影は禁止されているようです(場合によっては持ち込みも?)。一方、仮に禁止されていなくても現実には生半可な機材ではちゃんとした写真は撮れません。舞台上のダンサーには明るくても写真撮影には暗いのが実態です。第2回WBC壮行試合で客席から結構な数のフラッシュが焚かれていたのを見ましたが(確か東京ドームの巨人戦)、普通のカメラのフラッシュはせいぜい5メートル程度しか届かないので全く無意味です(「フラッシュを焚いたのに暗い」というのはこのパターンです。また、夜の記念撮影で人物はOKでも背景が暗いというのは、フラッシュ付きスローシャッター(いわゆる夜景ポートレートモード)にしていないからですが、スローシャッターのため三脚なしでは非常に困難です)。正直なところ以下の写真ような機材が必要になってきます(なお、これはもう一つの趣味である飛行機撮影用の機材であってこれを劇場などの室内で振り回す事はしていません)。

機材全景
機材全景

カメラの一例
カメラの一例

レンズの一例
レンズの一例

(現物を見たい方は空港周辺や自衛隊・米軍の航空祭、あるいは鳥の撮影スポットに行ってみましょう。この写真のさらに上を行く「ゴーヨン(500mmF4)」もあるかも・・・・いずれも「バズーカ」とか「大砲」とも言うらしい)、蛇足ですが、もし撮影するとしたらISO感度を1600程度にしてノーフラッシュ撮影となります。他に結婚式や披露宴などではフラッシュを使えるでしょうが、一眼レフならともかくあまりISO感度を上げられないコンデジなどではシャッタースピードが遅くなりすぎて手ブレ連発となるでしょう(だからといって三脚を使わないように。周りが迷惑です)。
やはり記念の写真は主催者が委託したプロにまかせて、その場では肉眼で堪能した方が良さそうです