サイト製作者のはじめての発表会レポート

バレリーナへの道程

サイト製作者のはじめての発表会レポート

振り付け・部分稽古

振りを与えられて稽古に入りますが、普段のレッスンではなく、実際に発表会という舞台に立ち、お客様に見ていただくことになるため、毎回非常に細かいところまでかなり口うるさく注意が飛びます。正直なところ、これが発表会までの過程で一番重要なところで、なぜ普段注意されるのかというところがよく分かり、発表会への練習及び発表会が終わって以降の練習でも気持ちの持ち方が全く変わってくるといわれているのがよく分かります。
また、群舞のフォーメーション(位置関係)や、タイミングなども細かい注意が飛びます。特に群舞(コールド)の場合は、一人でもタイミングがズレていると、とてもお客様に見せられる踊りにはなりません。普段のレッスンでは基本技術の習得、欠点の矯正が重視され、多少の遅れなどは注意されないかもしれませんが、当然発表会ではそうはいかないので、何度でもやり直しさせられました。なお、私の場合もそうでしたが、概ね発表会に向かっての練習は半年前くらいから始まることが多いようです。

ここで誕生日、三十路突入!

私事で恐縮ですが、練習期間中に誕生日を迎えました(誕生日は2月で、発表会は4月でした)。ちょうど30才の誕生日で三十路突入(あまり男にはこの言葉は使いませんが・・・)と相成りました。ようやく私にも(高田純次氏の「男三十代はスギの木だ」CMでおなじみの)グロンサンの年代がやってまいりました。今回の発表会は当日ゲネプロ・本番の長丁場なので四本ぐらいは用意しておこう。それにしてもバレエの場合は小学生でも既に何回も経験がある方がいる一方で、30代あるいは40代にして初発表会という人もいるというのが面白いところです。

通し稽古

ひとつの演目を全て通して練習し、自分が出演する前後の把握、出入りのタイミングの確認、(私はなかったのですが)衣装の早替えがある場合、時間的な余裕があるかどうかを見ます。正直自分の踊りだけで精一杯なのに、他人の踊りを見ている余裕などなく、とにかく曲で出入りを確認するようにしました。

照明合わせ

ここではじめて本番で着る衣装を身に付け、舞台監督・音響・照明等のスタッフの前で踊り、スタッフの方々に、照明などの手順を考えてもらうために本番の3週間前くらいに行われました、衣装を身に着けているとはいえ、特に普段とは変わらず踊ることが出来ました。

場当たり

本番数日前に、本番のホールで稽古場との広さの違いを確認し、どこに出てきてどう踊るかを確認します。うわっ、めっちゃ広いやんか!!(特に左右の幅)一度通してみたものの、普段の稽古場どおりにやろうとして(端から端まで使おうとして)運動会になっている、といわれてしまいました。

本番当日−楽屋入り

本番当日は朝9時に集合(開演は17時)。今回は会場の都合によりゲネプロが本番当日になったため、メイク・ゲネプロ・本番と全く時間の余裕がない。体調は普段と変わらず良好、体重も75kg前後と練習開始前と全く変わらずに本番当日に突入、当然出演者の中で最高重量を誇ることは言うまでもない。

ゲネプロ

本番当日、照明なども全て入り、本番との唯一の違いは観客がいないだけという本当の最終稽古です。うっ、正面からライトが当たっておりまぶしくて客席側はよく見えない(後でこのことに救われることを知ることになる)。後からペアを組んでいただいている方に聞くと(その踊りは二人で行うため)正面のライトは私たち二人を追いかけていると聞いて、サーチライトじゃないんだからなどと思いつつ(実際には他にも様々なライトが同時に当たっているため、暗闇に浮かぶ二人とはなりません)最後の確認をした。おかげである演目では、ギリギリでそでから出たために出遅れた(競艇の本番前のスタート練習で勢い余ってフライングを切る様なものですね−例えが悪すぎ!!)。

ついに本番

さっきのゲネプロとは違い観客の姿が見えただけでえらい緊張感に襲われる。ゲネプロではまだ最後にいろいろ試してみようという余裕があったが、さすがに本番は全く余裕がない。板付き(曲が始まる前にすでに所定の位置について待機していること)ではないのでそでから舞台へ決死の覚悟で強行突入しなければならない。まさに自爆テロ決行中の聖戦士の気分(後のことは気にせず突っ込めという意味)。しかもミスは絶対出来ないので、踊りが幾分小さくなっているような気もする。後は後日購入するビデオで表情等を確認することにしよう。

おわりに−発表会に出て分かったこと

発表会といえばきれいな衣装を身に着けて夢見心地という感じを持つ方もあるかもしれませんがとんでもない。出演者本人にはそんな余裕などないのです。発表会に出るということは発表会当日よりもそこに至るの中で技術的・芸術的な様々な課題を発見し、それを克服しようとする過程こそが重要なのだなと認識しています。
これからも二度・三度と発表会に出るかもしれませんが、発表会の経験が全くないのと一回でも発表会に出た経験あるのとではバレエを習う上で意識レベルの差がこんなにも違うのか、ということが分かっただけでも発表会に出た価値があり、これでようやく私も一応バレエをやっていますといえるようになったかなと思います。まだ発表会未体験の皆さん、一度でもいいので発表会に出ることをお勧めします。

後日談その1-写真入手

誰だこのカメラマンは!!人のミスばかり撮って(怒)。横に目線を送ったため白目を剥いていたり、ジャンプ中の足先が「シンクロナイズドスイミングでいうバレエ・レッグ」になっていなければならないのに、「クラシックバレエでいうフレックス」になっている状態が見事に撮られてしまっている(しつこいが、これはクラシックバレエの発表会である)。指導教師が見たら半殺しでは済まないだろう。狙って連続写真を撮ったとしか思えない!!

後日談その2-DVD入手

正直あまり見たくないものですが、見てみました。(上で書いた二人で出演した)例の演目だが、プロのようにやわらかいプリエが使えていないため、落下まで余裕がなく脚が決まっていない(ジャンプが多用されています)。例のライトについて確認したが、やはり完璧なサーチライトである(正面からでなく上から照らされているようであるが)。
また、ポール・ド・ブラはともすると肘をひらひらさせながらというイメージがあるが、これもそう見えるのであって、そのように動かしているわけではないというのが、よく分かります。細かいところでは、首が使えていない、足先がフレックス等いろいろあり、付け焼き刃的な対処は全く通用せず、普段のレッスンで出来ていないところはそのまま出てしまうのがよく分かりました。