バレエ勘違い・思い込み集

バレリーナへの道程

バレエ勘違い・思い込み集

このコーナーでは、バレエを始める前に持っていそうな、勘違い・思い込みを集めてみました。

バレエに筋力はいらない

格闘技・重量挙げ・ハンマー投げ(室伏選手、アテネ五輪金メダル獲得おめでとうございます)などなら見るからに筋力が必要であることは明白ですが、バレエなどのダンスでは普通は筋力が必要とは思わないでしょう。しかし、それはそれは大きな思い込みであって、実際には非常に強い腹筋・背筋・側筋・肺活量(スタミナ)などを必要とします。例えば、アラベスクで脚を上げる、グランジュッテなどの大きなジャンプをする、ポアントで立ち続ける、など見た目とは裏腹に非常に強い力(特に体の引き上げ)が必要です。しかも顔は笑ってなければなりません。顔を歪めたバレリーナやシンクロの選手など見たくはないですよね?

バレエの靴はトゥーシューズだけである

これもありがちな勘違いでしょう。足先ががちがちに固められたシューズをはき、あれだけの狭い面積で立つ為には、十分な体の引き上げ・脚の裏側の筋力の強化、足の甲のアーチなど、様々な条件が揃って始めて立てる(脚が耐えられる)ようになるのであって、いきなりポアントで立つことなど絶対にできません。最初はバレエシューズ(男性ダンサーが舞台上で履いているシューズ)で訓練を重ね、筋力の強化などの十分に条件が整った時に初めて許可が得られるのです。ですから勝手に履く等は論外ですし、また初期のうちは教師の監督下でのみにしておくべきです。

男性もトゥーシューズを履く

普通は男性はトゥーシューズは履きません。世界バレエフェスティバルの最終日のおまけ公演(おふざけコーナー)では、わざと男女を入れ替えて踊る時もあり、また外国の某女装バレエ団!!などのような時は男性のポアントを見ることもできますが、普通は男性はトゥーシューズは履きません。ただ、それらの例からも分かるように、技術がしっかりしていれば男性でもポアントで踊ることは十分可能です。そのため、練習の一環として男性でもトゥーシューズのレッスンをしている教室が一部にはあるようです。

バレエのプリエと相撲の四股は似ている

確かに形としては似ているかもしれません。2番ポジションのプリエは特にそうです。しかしながら、決定的に違う点があります。それは気持ち、あるいは体の使い方です。一般的に相撲や格闘技で行っている四股は気持ちも体も下に沈めていきます。しかしながらバレエの場合は肩(肩甲骨)こそ下への力を使いますが、腹筋や背中・脇・首など他のほぼ全ての部分は上へと引き上げ、意識も上へ向けています。ただ、膝を曲げていくため、やむを得ず体が降りてきてしまうのであって、意識の上ではあくまでも上に保ったままであるというところが決定的に違うところです。また、ただ単に膝を曲げるのではなく、股関節から脚(もも?)を開きながら膝を曲げていきます。

ピルエットは腕の反動で廻る

ピルエットに限らず、回転の時に腕を開いて閉じる動作というのがよく行われます。そのため、回転力は腕でつけるものかと思われる方もあるでしょう?私もバレエを習う側の人間であるため正確なことは言えませんが、どうもそれは違うようです。シングルは立っているだけという先生もいますし、ダブルになると首の使い方という先生もいます。そして何よりもそのような考え方だと腕を使わない「アラセゴン・ターン」(片足をアラセゴンドに上げ両腕をアラセゴンドのままにして廻るもの)では腕を使わないため、説明がつかなくなってしまいます。腕以外に回転力をつけるところがあるようです。また、このターンや「32回フェッテ」などは一気に32回廻るというよりもシングルのフェッテを32回繰り返すという考え方のようです。

皆様の勘違い・思い込み募集

このコーナーでは皆様の勘違いや思い込みを募集いたします。なお、技術的な間違いなどは別に新コーナーを設ける予定ですので、「えっ?そうだったの?」というような勘違いをこちらのメールフォームまでどしどしご応募ください。