スパムメール(迷惑メール)の場合はあてずっぽうに送ったのがたまたま当たったということがありますが、電話勧誘とダイレクトメールの場合は各種名簿が流出しており、それが元になっている場合がほとんどです。ここでは名簿の作成・流出過程を見ていきます。
在校生名簿・社員名簿などは連絡用に、卒業生名簿・ゴルフ場やロータリークラブなどの各種会員名簿は連絡用、及び会員同士の交流を促進するために作られ、該当者に配られます。
これらは顧客管理及び新商品やセールの案内のために作成されます。
学校名簿・会員名簿などは在校生・卒業生・社員などは当然もらうことが出来ます。他の名簿でも共通ですが、このように正統的に手に入れた名簿を金目当てで名簿業者に売る者もいるかもしれません。また問題なのは、名簿の更新などで不要となって破棄する場合の処置によっては流出する危険があります。ゴミ袋から拾われるということも十分考えられますので、破棄するときには十分注意して破棄しなければなりません。シュレッダーにかけたり、ゴミ収集車に直接投げ込んだりして悪質業者の手に渡らないようにすることが大切です。
アンケート及び懸賞は顧客候補者名簿作成のために行われているものです。懸賞というと物がもらえると考えるのか?応募する方も多いようですが、何ももらえないアンケートも、物品を餌にしている懸賞も同じことです。まだアンケートは住所氏名などを隠すことも出来ますが、「懸賞を送らなければならないので」と住所氏名記述が必須の懸賞の方がより個人情報の流出という面では重大と考えるべきでしょう。これらのデータはそれを行った当該業者のみならず、同業者にデーターが流れている可能性もあるかもしれません。
高額納税者名簿などがこの状態です。前項にも書きましたが、税務署で発表され、特に閲覧理由を記入するなどということもなく誰でも閲覧できてしまいます。本来そのような情報は該当者本人にしか分からないようにするのが本当ですが、そうなってない以上どうしようもありません。もっとプライバシーについて配慮してもらいたいものです。
名簿業者が手に入れたデータを下に各種名簿を自分で作成しようとしてDMを送ってくることがあります。現に私の出身高校で、同窓会自身が名簿を作成してから一年とたたないうちにとある名簿業者がその高校の同窓会名簿を作ろうとDMを送ってきました。ネットで見ていると同じ業者が各学校の同窓会名簿を作成しようとしているのか?検索エンジンその業者の名前を入れるとその業者に注意を促す各学校のページがあふれかえっていました。私の場合は公式名簿が発刊されてからあまりにも期間が短く不審に思ったため発覚しましたが、このような名簿発行のための調査がまわってきた場合、まずは組織に確認して、本当に公式の名簿を発行しようとしているのか確認してから回答しなければなりません。
スパムメールに対処するときの常識として、配信解除をしないというものがあります。これはそのメールアドレスが生きているということを自ら知らせてしまうためです。これと同様に現実世界の郵便にも受け取り拒否という仕組みがあり、「受取拒否」と赤い印鑑が押され発送者の下に送り返されてきます。これをする場合も電話勧誘後に資料を送られたので、それを受け取り拒否として送り返す場合はいいのですが、ただのDMの場合はやはりこの住所は生きているという証拠をつかまれることになってしまい逆効果になる危険が大きいので、ゴミ箱直行が賢明です。