電話勧誘体験記

私が経験した業界とは

私が経験した業界は頭文字で表すと「SST」(「ST」と略すこともあります)です。多分皆さんも勧誘を受けたことがあるのではないでしょうか?実は私も数年前に高校と大学が卒業生名簿を作成し、それが流出したのか電話が掛かってきます(30に入った独身男のため、現在勧誘を受けるのははその業界だけですが、元同業者に電話を掛けるとはどういうことでしょうか?)。では一端をごらん頂きたいと思います。

どのような人が働いているのか?

この業界は常に人手不足です。当たり前です、こんなに世間から嫌われて、後述しますが、肉体的にも精神的にもボロボロになってどんどん辞めていくため、常に募集をしています。ただやはり主要ソースは新卒者です。今でこそインターネットなどでこの業界の現状を知る機会もありますが、当時はまだインターネット黎明期の少し前?といった感じ(パソコン通信はありましたが、今のインターネットのようにみなが使うというわけではなく、どちらかというと「オタク」視されていました)ため、当時は人事側も今よりも採用活動がやりやすかったのではないでしょうか?。まあ、就職課を全く使わなかった私が悪いのですが。そうして苦労して採用しても1年で半分は止めてしまいます。そして3年も経つとほとんど残っていないのではないでしょうか?その生き残りが課長・部長・・・となっていくのです。

勤務時間・給料など

私の会社では月初めこそ土日とも休みでしたが、それ以外は日曜だけが休み、4週や5週目になると日曜も出勤ということも多々ありました。また、祝日は100%出勤です(祝日出勤は同業者共通のようですね。もっとも土日祝日は9時に来て4時前まででした)。いわゆる「ハッピーマンデー法」により最近は月曜の祝日も多くなってきましたが、その場合は月曜のみが休みとなります。

では平日の勤務体系ですが、

とまあこんな感じになり。1週間の労働時間は80時間程度になると思います(日本は基本的に週40時間なんですけど?)。もちろん少ない営業手当はありますが、残業手当はありえません。成果による歩合給もありますが。人を騙して得る金ですから嬉しくないですね。詳しくは覚えていないのですが、時給換算では600円程度ではなかったかと思っています。なお、訪問・飛び込みもありますが、このサイトは電話勧誘を扱ったサイトなので特に触れません(飛び込みは少し触れます)。

番外編:(罰ゲームとしての)飛び込み

このような業界です。そうそうアポイントや契約は取れません。また、訪問しても門前払いだったなどの場合、上司は飛び込みを命じます。そして証拠として名刺を10枚集めてくることを要求します。もう完全に名刺集めのための飛び込みと化します。それなら名刺を渡して帰ってもらうという対処を採るかもしれませんが、完全に逆効果です。口では「電話しません」といっていますが100万パーセント嘘です。名刺をもらったということで見込み客リストに登録され、毎日のように電話勧誘が掛かってきます。大体ただでさえ、個人情報が流出しているのに、わざわざ自分から流出させる必要は全くありません。この種の飛び込みをさせるのは主に夕方以降が多いです。

最後に一言

前の方にも書いていますが、電話勧誘をしているの人は新卒者などの知らずに入ってきてしまった人達であり、本当の悪人というのはほとんどいません。(見込み客リストに登録されてしまうため)電話は即切りしなければなりませんが、電話を切った後で、「ちゃんとした仕事に就けますように」と祈ってあげてください。