機内の気圧と急減圧緊急降下

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機内の気圧

巡航中の高度ですが、概ね1万メートル前後の高度を飛行しています(東京−大阪線などの近距離区間では機内サービスの時間を取るため6000m位の高度を取ることもあるようです)。この高度の気圧では普通の人は酸素が少なく生きていくことはできません。高山を無酸素で登る登山家でも、高度順応トレーニングをしてから山頂にアタックするのであって、いきなりそのような高度にいくのは無理があります。実際には与圧装置と呼ばれる機内の気圧をある程度に保つ装置が航空機にあり、それにより概ね2000m位の気圧に保たれています(そのため通常よりも酒に酔いやすく、飲み過ぎは要注意です)。では万が一その装置が故障してしまい、外部の気圧と同じになってしまったとしたらどうなるのでしょうか?放置していたら大変恐ろしい事態になることだけは目に見えています。ですがご心配はございません。そのための設備もありますし、パイロットも対応する技術を身につけています。

急減圧緊急降下

もし何らかの理由で機内の気圧を維持できなくなると客室には酸素マスクが下りてきます。それを強く引いて酸素が出る状態にして、口に当てて酸素欠乏による各種障害がおきないようにするのです。ですが実はその酸素は十数分程度しか容量がありません。困ったところですが、その酸素が切れる前にパイロットは機体を安全な高度まで直ちに降下させます。高度10000mから一気に3000m程度まで急降下させます。これは「急減圧緊急降下」と呼ばれ、非常に重要な技術であることから技能審査において必ず行われる項目になっています。そこまで降下してしまえば酸素マスクなしでも問題がなくなります。後は他の機材故障などを勘案して、最寄の空港へ緊急着陸するなり、あるいは目的地に向かうなりすることとなります。