特殊な出入国の扱い

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特殊な出入国の形態

     

特殊な出入国の形態

一般的な出入国手続きについては前項で触れましたが、中には特殊な形態の国もあります。この項ではそれらを見ていきます。

アメリカ等の出国手続き

一般的には出国に当たっては「出国手続き」があり、ブースで検査されます。しかし、中にはチェックイン手続きにおいて出国手続きを済ませてしまい、特別に「出国審査」などブースを設けない国もあります。アメリカ・メキシコ・イギリスなどが該当し、これらの国から出国する場合、「チェックイン」の段階で職員がパスポートを確認し、入国カードを取ります。そして実はそれで出国手続きが済んでしまいます。ですので「出国手続きはこちら」という案内板はありません。
考えようによっては手続き終了後に空港を離れてしまい、そのまま滞在し続けるというような悪行を働く者もいるかもしれないという懸念を抱くかもしれませんが、それは結局「オーバーステイ」と同様になってしまうために、そこまで疑心暗鬼になる必要もないでしょう。

そのため、そのような出国システムをとる国においては、出発便に関しては、「国内線」と「国際線」を別ける必要がなくなってしまいます。そこで結構な数の空港でターミナルは、「国内線出発到着・国際線出発ターミナル」と「国際線到着ターミナル」と分けられ、アメリカ系航空会社の場合、同じ航空会社であっても到着時と出発時でターミナルが異なるケースが発生します。

アメリカ乗り継ぎ時・経由便の手続き

通常、乗り継ぎや経由であってその国をただ通過する場合は、当然ですがその国に入国する必要はありません。しかしその国がアメリカの場合は例外で、「ロサンゼルスで乗り継いでメキシコに行く」場合においても一旦入国する必要があります。さらに最近は経由便(日本航空やヴァリグ・ブラジル航空などのアメリカ経由ブラジル行きなど)でさえも入国手続きが必要になってしまいました。日本人の場合はビザは不要ですが、ビザが必要な国の国民の場合は通過のための「通過ビザ」を取得しなければなりません。まあ手続きはあっさり終わるでしょうが、余計な手間が増えてしまいました。
蛇足ですが、日系を含めブラジル人がアメリカを経由する場合はこの「通過ビザ」を取得することが必要で、このこともあり、ヴァリグ・ブラジル航空の日本線は運休となってしまいました。そのほかの中南米便でもトロント経由にするなど、この影響を回避するための方策が施されているようです。

カナダ発アメリカ行きの場合のアメリカ入国手続き

この場合はアメリカの空港では入国手続きは必要ありません。カナダの空港にアメリカの入国審査官が常駐し、出発時にアメリカ入国手続きを行います。そのためアメリカ到着時は国内線扱いとされます。

ヨーロッパ内路線

フランスやドイツなどは「シェンゲン条約」に加盟しています。この条約はを簡単に言うと「出入国手続きにおいて、この条約加盟国は一つの国とみなす」というものです。よって、日本のように条約非加盟国からの入国の場合は審査がありますが、同一国内の路線はもとより、同条約に加盟している国同士の路線は国内線扱いとなります。