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国内線用機材と国際線用機材

  

国内線用機材と国際線用機材

多くの航空会社では国内線用機材と国際線用機材を別けています。これは地方発国際線の運航のしやすさなどに影響しますが、機材を別けることには理由があります。

理由その1:機内設備関連

ここでは日本の航空会社を例に考えて見ますが、機内サービスには国内線と国際線では歴然とした差があります。現在、国内線普通席では機内食サービスはなく基本的にはドリンクサービスのみですので、機内食を収納するスペースをギャレーにおく必要はありません。一方、国際線では日韓線や日中線の一部を除いて機内食サービスがあるため、客室の中のギャレーの占める割合は当然大きくなります。またラバトリーの数も多いので、必然的に乗客数は少なくなります。B747型機で例えると、国内線用の機材では550人以上の旅客が搭乗できるのに対して、国際線用機材ではミクロネシア線やホノルル線等のエコノミークラスが多い座席配置にしても400人強が搭乗するのが精一杯となります。
このことは国際線用機材で国内線を飛ばすと本来の搭乗可能乗客数よりも少ない人数しか載せられないということとなります。なお、A320などのナローボディー機を韓国や中国の航空会社が日本線に就航させていますが、こちらはあまり搭乗可能乗客数に差がないようです。

理由その2:最大離陸重量と租税公課

航空機が空港に着陸すると着陸料などの諸費用がかかります。中でも着陸料などはその機材の最大離陸重量に比例して金額が決まっています。例えば日本航空や全日空が国内線に就航させているB777-300型機は性能上1万キロの航続距離があります。しかし両社は同機を国内線に使用するためそんなに航続距離は必要ではなくおそらく3千キロ台に航続距離を抑えています。
旅客便用の航空機の場合、最大離陸重量の中では燃料搭載量が占めるウェイトが高く、就航させるつもりの路線に見合った燃料搭載量にして最大離陸重量を低くして登録した方が租税公課の面で有利になるため、B777-300ER型機など長距離国際線用機材として導入した機材ではない場合にはこのようなことがよく行われます

機材を別けることによるデメリット

以上のような理由などから、多くの航空会社では機材を別けて運用していますが、そのことに起因するデメリットがあります。最大のデメリットは、「地方発国際線が運航しにくくなる」ことです。登録上の区別は内変・外変手続きで変える事が出来ますが。機内配置などはそう簡単に変えられません。国際・国内線兼用機であれば到着した機材に外変手続きをしてすぐに国際線便に使えますが、多くの場合は成田空港などの拠点空港から国際線用機材を持ってこなければなりません。そうしたことから他国の航空会社による国際線(こちらは単純にその国の拠点との間で単純往復で済む)と比べ、自国の航空会社による国際線は運航しずらいということになります。