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出発客と到着客の分離

羽田空港第2旅客ターミナルビルや中部国際空港ターミナルと羽田空港第1旅客ターミナルとは旅客の動線について明確な違いがあります。前者の場合はボーディングブリッジを出てすぐのところで出発客と到着客が別のフロアに誘導される(航空機を基準に見ると、出発客は半階上の出発フロアから航空機に搭乗し、到着客は半階下の到着フロアに誘導される)ため、出発客と到着客が混ざり合うことはありません。一方後者の場合は航空機と同じフロア(羽田第1ターミナルの場合は2階)に出発客も到着客も混ざり合って存在し、到着客は階段で手荷物受取所のある1階に下りていくことになります。

旅客動線の違いと保安検査

ではなぜこのように旅客の動線に違いが出るのでしょうか?これは保安面から違いが出ています(なお、保安検査については別項を参照してください)。なお、この点では国際線と国内線で違いが出てきます。

国際線制限区域における旅客動線と保安検査

国際線で空港に到着した旅客はそれぞれの国で保安検査を受け、ある空港に到着してきます。つまり各国バラバラの保安検査基準となっていることとなります。そのためその空港からさらに国際線や国内線に乗り継ぐためには、その空港のある国の基準で保安検査を受けさせるということになり、どの国においても国際線からの乗り継ぎにおいては改めて保安検査を受けさせています(このことが機内持込液体物のルールにも関連しているので、乗継がある場合は制限区域の免税店などでの買い物には注意を要します−乗り継ぎ時に没収されかねないからです)

こうした場合に取られる旅客動線は、出発旅客と到着旅客を分け、出発旅客は出国審査前後で保安検査を受けさせ、乗り継ぎ客は一度到着動線へ誘導し、乗り継ぎ通路を通らせてそこで保安検査を行う、という方法があります。ただ中には、シンガポール・チャンギ空港やクアラルンプール・セパン空港、アムステルダム・スキポール空港のように旅客動線が分けられていない空港もあります。ではどのように保安検査を行うかというと、ゲート前やゲートごとに最終の待合室を区切っておき、そこに入るときに保安検査を受けさせるという形を取っています。

国内線制限区域における旅客動線と保安検査

一方、国内線旅客の場合は最初に出発する空港で保安検査を受けています。国内線のみを利用するので、空港によって質が違うということは考えられませんし、もしそのようなことがあればそちらのほうが問題です。そのため乗り継ぎ時には保安検査はありません。ですので正直なところ国内線ターミナルにおいては出発旅客と到着旅客を分けることについては混雑面はともかくとして、保安面は特に意味が無いといえます。

ただそれでも、「全日空機ハイジャック機長刺殺事件」といった事件があったのもまた事実です。このことは

  • 保安検査をすり抜けてしまった
  • 制限区域内飲食店や整備士など、正当的に制限区域内に持ち込まれた刃物が使われた

のどちらかの原因ということになるのでしょう。よって究極的には「ゲートにおいて(例えば改札機に搭乗券を通した後で)保安検査を行ない、また国内線においても搭乗ごとに保安検査を義務付ける」のが最善となるのですが・・・