ゲートウェイとしての利用例(成田空港編)

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ゲートウェイとしての利用例(成田空港編)

戦後のどさくさにまぎれて取得したという経緯もありますが、現在アメリカの「ノースウエスト航空」と「ユナイテッド航空」の2社は以遠権を活用し、アメリカ各地からの客をアジアの各地へと送り届けるために、成田空港をゲートウェイとして活用しています。

アメリカからの例をとると午後2時以降、デトロイトやニューヨーク・シカゴ・ロサンゼルスなど、アメリカ各地からの便が次々と着陸してきます。そして夕方になると、今度は韓国・中国・フィリピン他東南アジアなどに向けて次々と出発していきます。これらの便はもちろん乗り継ぎではなく成田からの利用者も使うことができますが、日系航空会社のアジア路線に多い午前便(午前中に出発する便)と比べて、現地滞在時間が少なくなってしまうため、どちらかというと日系航空会社のほうが人気がありますし、また航空券の相場も日系の方が高く(というよりもこれらの2社の方が安い)なっているのが通常です。

ですがよく考えてみてください。午前中にアジアへ向けて出発してしまったら、午後にアメリカから到着する乗客が当日に乗り継ぐことはできませんよね。そうです。これらの2社の運航スケジュールはアメリカからの旅客が乗り継ぎできるようにするために夕方発になっているのです。ですので乗り継ぎ客の利便と地元客の利便が対立することが起こり得るわけです。つまり、アジア線の出発時間が

  • 午前中(たとえば10時台)の出発:首都圏の旅客程度しか前泊なしには利用できないが、現地滞在時間は多くなる
  • 昼から午後早めの出発:首都圏以外の利用者の一部も前泊なしに利用できるが、アメリカからの旅客は利用できない
  • 午後4時以降の出発:アメリカからの便を待って出発するとこの時間になる。現地到着が夜から深夜になってしまうため、後は寝るだけとなってしまう。

私もそうですが、どうしてもある程度空港に近いところに住んでいる(成田空港でも1時間半程度で行ける位置)と忘れがちになるのですが、前泊なしに利用できる旅客が全体のどれだけになるのかを考えると、うかつに早い時間に出発させると客を失うことにもなってきます。まあ、地元客・他地域の客・海外からの客のどれを重視するかの問題ですが、難しい問題です。